劇団で活躍していた女優・茉子は、所属先の劇団を辞めて新たにスカウトされた事務所へ移る決断をする。彼女は演技だけでなく、確固たる地位を築きたいという強い思いを抱いていたが、これまで支えてくれた劇団主宰の畠中には申し訳なさを感じながらその意志を伝える。畠中は彼女を責めず、彼女の未来を応援するが、茉子が去ったことで彼の心は大きな穴が空いたようだった。物語は二人の間に残された複雑な感情を示したまま幕を閉じる。