永和三十五年の瑞泉寺で、千年生きる大蛇の墨鱗と白嫵が穏やかに修行を続けていた。両者にはそれぞれ不老不死や永遠の美貌をもたらす金丹が隠されていると噂されるが、彼らは寺の平和を守ってきた。ある日、突如本堂から火災が発生し、方丈と僧侶たちは消火に追われる。火の勢いは強く、寺と大蛇たちを取り巻く静かな日常は大きく揺らぎ始める。事態は深刻な局面に突入し、今後の行方が見えなくなる。