病気の孫娘・謹歌とその祖母は、立ち退き補償金を母親に持ち逃げされ、手術費用が払えない状況に追い込まれている。祖母は気丈に振る舞い、ところてんを売りながら何とか手術代を工面しようとするが、謹歌は親戚からの借金も尽き、周囲から見下されていると感じて絶望する。祖母は、たとえ命に代えても孫娘を助けると決意し、再び誰かに借金を頼みに行こうとするが、謹歌はその行く手を必死に止める。このエピソードは、貧困と病苦の中で互いを思いやる二人の切迫した葛藤と、どうにもならない絶望感を描き、祖母の無理な決行が新たな危機を招くかもしれないという懸念で幕を閉じる。