研究所で働く女性が急死し、小説の悪役・長夜の囮にされた正妻に転生する。夫の長夜は小説通りに彼女を殺そうとするが、彼女は命を狙われながらも礼拝の奇妙な行動で場をしのぐ。結婚式の妨害や夫の階段からの転落事件が起き、義姉が責められるなか、彼女は長夜の正体について疑問を持つ。さらに、父親にまつわる9番目の存在の謎が浮かび上がり、事態は緊迫する。
ある女性が義姉から首飾りの強奪を疑われ、長越兄を階段から突き落としたと濡れ衣を着せられる。彼女は証拠はないと否定しつつも、元帥府に居候しながら追い出される危機に直面する。義姉は証拠を示すと言い、科学の力を使うと告げて女性たちの対立が一気に激化する。このエピソードは濡れ衣の真相と科学の証拠がもたらす変化を予感させつつ終わる。
ある女性が昔助けた外国人からもらった発明品を使い、隠された真実を録音している。周囲はそれを単なる蓄音機と否定し、証拠にならないと反発するが、装置が実際には音を捉える特殊なものであることが明かされる。緊張の中、女性が装置のボタンを押すと、関係者たちの反応から何か重要な秘密が暴露されそうになる。彼女の正体や時代背景にも疑念が生じ、新たな謎が浮上して幕を閉じる。
長越兄が骨折したことを巡り、彼の妹詩韵が酔った勢いで長夜兄を誘惑した疑いをかけられる。詩韵は否定しつつも、元帥の前で謝罪を強いられ、希音に責任を押し付けられる形に。詩韵は罪を認めないが周囲の圧力が強まり、希音も葛藤しながら対立が深まる。事件の真相と関係者の思惑が絡み合い、解決の糸口が見えないまま緊迫した状況が続く。
九番目の妾である女性希音は、遊び人の男性長夜と結婚し、新婚初夜を迎えるが、彼女は彼の過去を警戒し不安を抱く。長夜は初夜の過ごし方を自分で決め、希音の抵抗にもかかわらず親密に接近する。希音は自分が不釣合いだと感じつつも、長夜が自分に初めての経験であることに動揺し混乱する。二人の距離が近づく中で、希音は戸惑いと恐怖から助けを求め、これからの関係に暗い影を落とす不穏な空気を漂わせた。
柳家の妻である夫人は、彼女が行方不明だった本物の娘であることが判明した。偽物の娘が一時的に家族に紛れ込んでいたため、柳家は危機に陥り、夫人はその偽物を追いやっていた。先月、夫人は尾行されていると知り、証拠写真の現像を命じるが、現時点で証拠は見つからない。夫人の正体と偽物との確執が明かされる一方、偽物へのいじめが噂されており、夫人は周囲の見方や今後の行動に直面している。物語は妻の身元と家族内の緊迫した対立に焦点を当て続ける。
長越は元帥府へ向かう途中、車に仕掛けられた時限爆弾に巻き込まれる危険に直面する。爆弾は新茂百貨店近くにも仕掛けられており、命を狙われている。彼は間一髪で車から飛び出し、九番目の妾に助けられて命を取り留めた。しかし、その一件で自分は主役として死なず復活した一方で、妻である希音は影のような存在であり、無力感を深めている。事件は解決せず緊迫の空気が続く。
夜と呼ばれる女性は、車の底に爆弾が仕掛けられていることを発見し、危険を察知する。彼女は新茂百貨店周辺でも大量の爆弾を見つけ、爆発すれば多くの犠牲者が出ると警告される。調査チームは内通者の存在を疑い、犯人の特定と逮捕を急ぐ。一方、夜は身の安全を確保しながら、敵の目をくらますため服装や装飾に気を配る。しかし危機は去らず、爆弾処理と犯人追跡の行方が緊迫した状況で次第に見えてくる。
爆弾処理チームが、爆弾の設置場所が予定の平和南町から変わり、車の底にあることを発見した。彼らは公館の前で爆発させれば被害を最小限に抑えつつ、発見がバレないと判断する。一方、庭の掃除を手抜きした使用人が強く叱責され、夫人が転倒する事態を招いてはならないと責任を問い詰められる。緊迫する中、爆弾処理は新たな場所で行う決断が下され、この判断が今後の事態に大きな影響を与えそうな緊迫の場面で終わる。
未来の天才科学者・柳希音は突然の死の後、百年前に転生し、悪役元帥の後継者・宴長夜の婚約者となる。関わりを避け金だけを集め、やがて現れるだろう九番目の妾に婚約者を譲ると固く決意する。だが新婚の夜、長夜は彼女の心の声を聞いてしまう――「これが九番目の妾と密通する長夜か」。その言葉に長夜は疑念を募らせる。父にいるはずの妾は八人だけ。九番目とは何者か。柳は静かに計画を貫こうとするが、長夜の疑惑が二人の距離を一気に縮め、運命の歯車が思わぬ方向に回り出す。