かつて極道の頂点に立ち『極悪の修羅』と呼ばれた主人公は、宿敵・上杉健司の銃撃で命を落とした。しかし、次に目を覚ますと、自分は赤ん坊として生まれ変わっていた。しかも、目の前にいるのは、まさに自分を撃った上杉本人であり、主人公は彼の息子に魂が乗り移ったことを悟る。復讐を誓うも、口から出るのは赤ん坊の泣き声だけ。やがて月日が流れ、息子を溺愛する上杉は、彼のためによく選ばれた乳母たちを呼び寄せる。彼女たちが一列に並ぶ中、主人公はかつての復讐心が、あまりに小さな執着に思えてくるのを感じる。
転生した主人公は、極道の頂点を狙う上杉健司の屋敷で、乳母軍団に紛れた殺し屋の女に遭遇する。彼女は上杉を破滅させるため、屋敷内の機密ファイルを狙っている。留守中の屋敷に潜入した主人公は、女の計画を偶然聞き、彼女と組んで上杉を破滅させようと考える。しかし、乳母を装う女が哺乳瓶を差し出すと、主人公は赤ん坊のふりをやめ、悪鬼のような目つきでそれを拒絶。緊張が一気に高まり、真の正体と脅威が明らかになる。
ある女性が極道組織に潜入乳母として紛れ込むが、正体を暴かれる。恐怖に駆られ、涙をこぼしながら服を脱ぐことを強いられる。彼女はビデオ通話端末を脇に置くが、カメラの電源を切り忘れてしまう。その結果、彼女が赤ん坊(転生した主人公)に授乳する様子が、敵対組織の会議室にリアルタイムで配信されてしまう。乳母のすすり泣きに、冷酷な極道幹部たちさえ不快感を覚える。配信された屈辱的な映像に激昂した敵対組織の親分は、総員出動を命じ、上杉家を叩き潰し、赤ん坊も殺すよう指示する。部下からその報せを受けた上杉家側は驚愕する。間もなく、黒い車の急ブレーキ音が響き、無数の足音が迫る中、赤ん坊はまだ甘い楽園にいて、迫り来る破滅に気づいていない。
最強の極道・修羅は宿敵の手にかかり、次に目覚めたのはその敵の息子としての転生だった。仇である『父』に『我が子よ』と抱かれ、産声に呑まれた復讐の誓い。耐えることを決意したその時、『母親』の温もりに包まれ、憎しみはかすかに揺らいだ。年月が過ぎ、父が選び抜いた美女たちが『乳母』としてずらりと並んだ瞬間、彼は気付く。古き復讐は色褪せ、極道の血を継ぐこの身で築く新たな王国こそ、真の戦いだと。全ては、今、始まる。
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