心瑶は秋の競売で手に入れた黄山谷の松風閣詩の断簡を、祖父の80歳の祝いに贈り物として譲ってほしいと頼まれる。だが、作品は傷みが激しく修復に時間がかかるため、金額は後で決めることになる。交渉は和やかに進み、心瑶は午後の論文相談を理由に約束を切り上げるが、依頼者との関係に今後の進展を予感させるまま幕を閉じる。