貧しい身なりの葛城竜之介が花婿選びの儀式に無断で参加し、周囲から拒絶される。姫君・菊乃の前で怪しい男として扱われるが、竜之介は彼女に大切な扇を返し、深い白檀の香りに親しみを覚えさせる。儀式で扇を受け取った者が婿と決まる中、周囲の反発にも関わらず、菊乃は竜之介を婿に選ぶと宣言し、場の空気が一変する。これにより両者の関係に大きな変化が訪れるが、周囲の波紋は残されたままで終わる。