視覚障害の母・顧婉と娘の花は、長年不在だった父親に会うため旅に出る。花は蒸しパンを母の刺繍と交換しながらも、母の体調悪化に直面する。父親は駐屯地の中隊長として家族を捨てており、戻らず支援もない。花は親戚に助けを求めるが拒絶される。やっと父と再会するが、既に離婚が告げられ、父は母と離れて義理の母と結婚することが決まっていた。花は父に「おばさんと結婚しないで」と訴え、複雑な家族の現実が浮き彫りになる。
花は亡くなった母の遺影を抱え、父である慕中隊長が兄の妻と結婚する計画に疑念を抱く。母が目の見えなくなり、家に置き去りにされたことを知った花は父の不誠実さに憤りをぶつける。兄弟の妻を迎える父の行動に家族間の亀裂が深まる中、花は母の死が車の事故ではない可能性を感じ、転生した自分に気づく。その感覚が今後の事態に新たな転換点をもたらす。
中隊長に就任した父の少謙が、家族を連れて国内唯一の駐屯地に赴任することになり、義理姉妹の花とその姉が同行を希望する。花は母の苦しみを忘れず、過去の不幸な出来事を繰り返さないと決意するが、父は母に一銭も渡さず冷たく接していた。赴任先は厳しい環境で家族の間に緊張が生まれるが、辞令には家族同行が許可されているため、花たちは複雑な思いを抱えつつも新生活への決断を迫られている。彼らの関係は今後大きく揺れ動く予感が残る。
花とその家族は、父が駐屯地へ赴任する準備を進める中、家庭内での役割や責任をめぐり対立が起きる。母は家計を支えてきたのに、家族からその努力を認められず、花はそれに声を上げる。父は貯金を託し、家族への思いを伝えるが、母は自分たちが迷惑になると悩む。駐屯地での生活は厳しいと反対する者もいるが、父の決断で一家は新たな生活を始めることに。だが、家計の限界や家族の不安が残されたままだ。
娘の花は、亡き父が給料を隠していた4千円を見つけ、母に慰謝料のつもりだったが葬式代に使おうと告げる。駐屯地で苦労する兄の謙に送金を決めた母は、騙していた父の本性を知るために駐屯地を訪れようとするが、周囲の反対や恥をかかせたくないとの思いから行動をためらう。そんな中、花は秘密めいた家の扉が開いているのを見つけ、そこで思いがけない人物と対面して物語は緊迫の局面を迎える。
母と娘が偶然出会った負傷した男の忘れ物をきっかけに、母の夫が駐屯地で質素な生活を送っていることを知る。娘は軍人家族の特典を利用し、母のあざを治すため駐屯地を訪れたいと願うが、母は駐屯地が遠いと聞かされて戸惑う。やがて、母は家族の事情に隠された真実に疑念を抱き、実際に駐屯地を訪れる決意を固める。エピソードは、母が駐屯地で夫と再会し、これからどう家族の問題を乗り越えるかの一歩が示されて幕を閉じる。
婉は、少聰の妻として駐屯地内に住み、娘の桃妮を自分の娘として紹介している。しかし婉の母は、桃妮がおじさんの娘なのに少聰を“お父さん”と呼ぶことに疑念を抱く。生活が苦しい一方で婉は高級な服を着ており、母はその矛盾に不満を募らせる。婉は無断で訪れた母に厳しく接し、帰るよう命じるが、母は昨夜の路地で会った女性に感謝を伝えたいと心に決めていた。揺れる家族の秘密が不穏な空気を残す。
駐屯地の連隊長である少謙は昇進で忙しく、家族とはすれ違いが続いていた。母親の婉は贅沢な暮らしをしている彼らを見て寂しさと怒りを募らせる。少謙は日常を取り戻そうと家族に服を買い与えるが、それは1ヶ月分の給料を費やしたもので、婉は複雑な気持ちになる。やがて少謙は家を出て行く決意を固め、家の中に波紋が広がる。家族の関係は揺らぎ、今後の展開が見えないまま物語は終わる。
花がめまいで倒れ、慕少謙が支えるが、婉は夫である慕中隊長に強く不満をぶつける。花の具合が悪いことで表彰式に支障が出ることを沈連隊長が懸念し、花を医務室に連れていくよう命じる。慕少謙は家族の問題と仕事の重圧に直面しながらも、花の治療に専念しなければならない。次第に婉と夫の間の関係に亀裂が見え始め、表彰式の模範家族賞の新設も予告されるが、夫婦のいざこざは収まらず緊張が残る。
駐屯地の慕少謙は、母親が連隊長を助けたことで模範家族賞を受賞したと聞き、喜びながらも賞を不正に狙う姉との対立に動揺する。少謙は表彰式前に母を医務室で看病させ、自身は家の問題に対応しつつ、母の栄誉を守ろうと奮闘する。しかし母は複雑な思いを抱え、賞を受けても涙を流してしまう。表彰式の直前、少謙は母と姉の間にある秘密に気づき、事態は緊迫したまま終わる。